土星の環の上から

自分の好きなことを自由に書き留める備忘録。

TRPG ソード・ワールド2.0 初めてGMやった感想

TRPGやりたいって話はよく出るけど

GMできない、やりたくない、難しそう

ってことでやる機会がないので、自分がGMやってみようと思い立った次第です。

一応友人のスカイプセッションに一度PCで参加したことがあるとかそんな程度。

クトゥルフだったと思うが、SAN値チェックとかした記憶なし)

なりきりのプレイが恥ずかしくてTRPGの醍醐味の一つを味わえてない気がしたけどそれでも楽しかったのがなつかしい。

 

当然、GMの経験はなし、初めてのGMに際しての感想です。

 

さて、GMに関する懸念事項って

・シナリオどっから手に入れるの

・ちゃんと進行できるの

って感じで基本的にシナリオの問題が大きかったので、

シナリオどうしようかなって感じでした。

 

そこで今回、

サンプルキャラ、サンプルシナリオがついてると聞いたのが購入の決め手、

TRPGといえばクトゥルフorSW のソードワールド2.0を買ってみました。

サンプルシナリオの情報はネットじゃそんなにありませんが

時間は3時間程度、TRPG初心者集めてやる初めてのセッションなら

ちょうどいい量だと思いました。

買ってシナリオ見たとき

え?この量だと一瞬で終わらない?

と思ってたけど案外ちゃんと時間かかるので、シナリオのボリューム感は心配無用。

のちほどリプレイをあげるかもしれないので参考にしていただければと思います。

 

そして、ルールブック(以下ルルブ)、シナリオを読めば、ある程度の懸念事項については合点がいきました。

例えば、TRPGの醍醐味のトークによるゲーム進行の変化。

戦闘中、狙われやすくなるように目立ちたい!

とか言われてもそんなのルルブにもシナリオにも細かくは書いてありません。

しかし、ルルブには、

・素人でも大体成功するであろう行為は2d6で5以上

・能力があれば成功するが、素人には厳しいのは2d6で10以上

のようにGMの進行時の指標が示してもらえています。

なので、

「戦闘中目立つのに大声を出すみたいなのであれば、誰でもできるでしょう。

じゃあ2d6で5以上なら成果ありにしましょうか。」

みたいな進行ができるわけです。

 

あとは、

その扉を開けないと話が進まないんだけど、引き返そうとしてしまう。

みたいなシーンに対する対処法とかは、シナリオに書いてあります。

「引き返そうとしたら、ついてきてた案内人に『(セリフ)』と言われ、扉を開けることを勧められます。」

みたいな。

 

 あとは自分のさじ加減。 

 ルルブ読んだ限り、戦闘中のポーション使用でどの程度時間使うか書かれてなかった(と思う)ので、

ポーション使っても攻撃できる?

と聞かれたとき、ルルブ見て、記述なくて焦りましたが、

ポーション飲んで攻撃してもいいけど回復量と攻撃力に下降補正かけます。それかちゃんと飲んで回復するけど攻撃なしで。」(このとき下降補正の具体的な数値は全然考えてません。)

と進行して無事進行できました。案外どうにかなります。

ルルブに書いてあるとおり、

ルールブックに書かれていることは絶対守るべきことではないので、多少のミスなどは気にせずプレイしましょう。

これを心がけて、ルールブックに従いすぎず、適当にやっても案外成立するんだなーと思ってGMするといいと思います。

いくら以上を超えたか超えないかだけでなく、数値の大きさで与える情報変えようと思ってると、

じゃあ目安とか特になくていいんじゃないかな?みたいなことも思いました。実際それでも進行できますし。

隣の部屋の様子が知りたい!2d6なら

2→うまく聞き取れませんでした。

5→なんか動く音が聞こえます。

7→足音が聞こえます。

10→3人の足音が聞こえます。

これなら、5以上とか10以上とか指標を考えずにダイス振ってもらってからでも決められるので、そんくらい適当でいいんです。

 

ルールブックに書かれていることは絶対守るべきことではないと書かれつつも、

戦闘の手順とか、モンスターの情報とか、ステータスの見方とか、何かを判定するときのステータス参照の仕方みたいなことはきっちりかかれてますので、安心。

隣の部屋の様子知りたいから耳当てて確認したい

→聞き耳判定(技能レベル+知力)

みたいな情報はルルブのルールの方にちゃんと書かれてます。

ここになんか宝ないの?

→探索判定(技能レベル+知力) → ルルブ

→見つかるかどうかは10以上 → シナリオ

判定の指標についてはシナリオにかかれてたり、かかれてなかったり。

書かれてないなら、ルルブの指標(素人なら~~、能力あるなら~~)を参考に

・壁一面の本棚から探すなら時間かかるし難しそうだな、10以上にしよう。

・机の上の本数冊から見つけるなら簡単か、5以上にしよう。

シチュエーションを考えつつ自分で調整していきましょう。

 

自分が感じてた不安はこのあたりで、そんなに気にすることでもなかったんだなーと一回やってあとだと感じます。

今の不安は、次回やるときの面白いシナリオをどう調達するかってところです。

 

 

順序があれですが、GMに必要なものは

・ルールブック

・シナリオ

・紙、ペン

・サイコロ

・友人(3人~)

こんなもん。 

 

ルールブック

調べてみるとガッツリやらんし買わなくてもいいですかみたいなのあるけど、

自分は買ったほうがいいと思いました。

理由は前述の通り、いろいろ進行の指標とかも書いてあるし、

世界観の説明とかも書いてるので、普通に楽しめる。(らしい。読んでないので知らない)

細かいシステム周りとかはルルブみないとわからないので、できればみんな持ってたほうがいいでしょう。

ソードワールドは戦闘のシステムとか結構細かいし、装備データとかあるので、

GMは確実に持って一読しておく必要があるとかんじました。

 

シナリオ

今回はルルブについてたサンプルシナリオでやったけど、まあ絶対必要。ルルブより必須ですね。

ルルブは最悪なくてもまあそれっぽくできるかもしれないけど、シナリオなしだったら

攻略本渡されただけでソフトがないみたいな。

シナリオの調達はソードワールドクトゥルフあたりだとネット上にいっぱいあると思うので、困らないと思うが。

ただ一度もGMやったことない状態だと、シナリオだけ読んでもよくわからないと思うので、最初は、やっぱりルルブ買ってシステムがわかった上で選択するのが大切。

そしてルルブ買うならついてるサンプルシナリオもせっかくだしプレイした方がいいと思う。

 

実際ネットのシナリオをルルブ買う前に探したけど、(GM知識、経験無しの状態で)

・システム知らん+GM経験ないからよくわからない

・このシナリオ面白いのか?

の不安があったので、公式用意のサンプルシナリオなら保障されてるでしょうと考えての今回のセッションでした。

 

紙、ペン

モンスターのHPとかプレイヤーのHP計算用にメモがあるといい。

ホワイトボードでやりました。

 

サイコロ

ソードワールドは2d6で全部解決できるように作られているらしいので6面ダイス2個、

人数分あるとなおよし。

 

友人

オンラインセッションもいいけどオフラインセッションもいい。

 

 

GMならではの面白さは確実にあった。

なんというか俯瞰で物語を見てる感じ、自分のさじ加減で難易度をコントロールできる感じ、うまく切り盛りする感じ。

人選ぶ面白さではあるのかもしれないけど、そうゆうのが好きなひとには、いいと思う。

ただ準備にめちゃくちゃ時間かかった。

ルルブ買ってから8時間くらいはルルブ読んでシステム理解、サンプルキャラの情報印刷、それに付属する情報をまとめて、シナリオ読んで、進行イメージして。

一回やれば今後はシナリオ準備だけでいいのでまだ楽だけどやはり何事も初期投資のコストがかかる。

 もう一度GMがやりたいかと言われると悩むが、まあやる人いないなら。

今回進行の仕方が、語り手としてだったので、NPCのロールプレイはほとんど行っていなかったのと、みんな初心者なので、結構行動促したりしてたので、また別のスタイルで進行すれば別の楽しさがありそう。

以上。